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December 21, 2020 | 投資とトレーディングの未来
環境問題は投資機会 !?

米国ではジョー・バイデン氏が次期米大統領に就任すると、環境問題が重要課題として取り上げられるとみられています。ニューヨーク証券取引所に上場されている株式ETFで年初来パフォーマンスの上位銘柄には、主にクリーンエネルギーや新エネルギーに寄与する企業や事業に投資するエネルギー関連のETFが名を連ねています。エネルギー関連ETFの年初来トータルリターンはS&P500種株価指数を大きく上回っています。
日本では、菅首相は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするという、カーボンニュートラル宣言を行いました。TOPIX構成銘柄を対象範囲としたESG指数である「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」に注目してみると、この指数の年初来のパフォーマンスはTOPIXと同等で、まだ炭素効率性など環境関連の取り組みに対する市場からの評価は織り込まれていないようにみえ、逆に投資機会が残っているとも考えられます。
「売上高当たりのCO2換算総排出量スコア」を基にCO2排出量が少なくスコアが高い企業と、「環境ピラースコア」を基に環境分野の評価が高い企業、それぞれ上位5社をリストアップしましたので、ご参照ください。(いずれのスコアもRefinitivの基準による。Eikonモニターアプリにて検索)
注)S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数<.SPJPCEJP>:
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社(S&P)と日本取引所グループ(JPX)の東京証券取引所が共同で開発したESG指数。TOPIXをユニバースとし、環境情報の開示状況、炭素効率性(売上高当たり炭素排出量)の水準に着目して構成銘柄のウエイトを決定する。
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