知りたい投信 なるほどリッパー : 2021年11月5日

おこづかい帳のススメ お金に振り回されず素敵な大人に

「高校生向け資産形成がわかる」シリーズ。今回は、「生活設計」と「資金計画」を立てることの重要性について解説した。年収と生活設計の関係を調べたところ、年収の高い人ほど、生活設計や資産計画を立てていることが分かった。

おこづかい帳のススメ お金に振り回されず素敵な大人に

みなさんは、おこづかい帳や家計簿をつけていますか?今はスマホでも簡単に記録できるアプリがあります。大人の間では、家計簿の話題で盛り上がることが結構ありますよね。「つけた方がいいの?」「つけると節約ができるらしい」「つけないとダメ?」「続かない……」

高校生だと、おこづかいやお年玉の他に、アルバイトの収入がある人もいるでしょうね。お金の出入りを記録することは大事ですが、私は、キッチリつけずに大ざっぱにつけるのがよい、と思っています。正確さに気をつかうあまり続かなくなってしまうよりも、常にお金の使い方に意識を向けることが大切ではないでしょうか。

記録する内容は、「収入(もらったお金)」「支出(使ったお金)」「残高(手元に残ったお金)」の3種類です。でもこれだけではお金の出入りがわかるだけ。せっかくなので、この記録を生かして上手にお金を使えるようになりませんか。お金は無限にあるわけではありませんから。

記録の内容を集計して、どんなことに使う金額が多かったか、買わなくてもよいものはなかったか、貯金できる金額はいくらぐらいあるか、などを考えてみましょう。自分のお金の使い方の振り返りです。記録を参考にして、次の計画を立ててみるのです。

欲しいものの値段を調べて、貯金計画を立てるのもよいですね。お金を上手にコントロールできるようになると、きっとあなたらしいお金の使い方ができるはずです。

人生の計画を「生活設計」といいます。20歳以上で生活設計を立てている人は、全国平均で43.4%です。生活設計や資金計画に関しては、30~40歳代が意識高め=グラフ。面白いのは年収との関係です。年収の高い人ほど生活設計や資金計画を立てています。

「お金がないから欲しいものが買えない」とチャンスを逃してしまうのは、悲しいですよね。「お金が足りない」と思っていると、気分も沈んでしまいます。お金に振り回されると、生活も乱れてしまいます。お金の使い方と向き合うと、自分がどんなことに興味を持っているのか、何が好きなのかも見えてきます。自己管理ができる、素敵な大人をめざしましょうね。

担当=DZHフィナンシャルリサーチ・石原敬子
Refinitiv(リフィニティブ)はロンドン証券取引所グループ(LSEG)傘下の金融情報提供会社です

【図】
年収の多い人ほど、生活設計や資金計画を立てている