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知りたい投信 なるほどリッパー : 2021年10月22日

手数料高めのESG投信、探してみれば低コストあります 

昨年からブームになっているESG投信。リフィニティブ・リッパー・ファンドESGスコア」のような判断材料も整い、投資家も購入しやすい環境が整ってきている。その一方で、「ESG投信は手数料が高い」という声も聞かれるが、購入手数料と信託報酬を調べてみると、低コストのファンドもいくつかあることが分かった。​

手数料高めのESG投信、探してみれば低コストあります 

いまや、「SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)」という言葉を耳にしない日はないほどです。金融市場では、古くは「SRI(社会的責任投資、Socially Responsible Investment)」、少し前から「ESG(環境=Environment、社会=Social、企業統治=Governance)」がテーマとなり、投資家の資金を集めてきました。そこへ新たな風が吹いています。

企業にとってこれらへの取り組みは、以前なら「エコロジー(環境)に配慮した企業イメージを持ってもらおう」といった、宣伝のような役割でした。最近は「SDGsに取り組まなければ、我が社の持続可能性はない」と明言する企業が増えています。証券取引所や機関投資家が主導し、個人投資家の間でも関心が高まってきました。

「リフィニティブ・リッパー・ファンドESGスコア」のような情報提供も活発化しています。投資信託に組み入れた企業の情報などから、その投信のESGのポイントを算出して総合評価します。数字で示すため、投資家は判断しやすくなります。

このような環境が整い、昨年ごろから「ESG投信ブーム」が再燃しています。国内で販売されている投信のうち、名前に「SRI」「ESG」「SDGs」が入っている投信は2021年8月末時点で78本。リッパーの投資対象分類別に本数を集計すると、円グラフのとおりです。でも、「ESG投信は手数料が高い」「ブームは一過性なのではないか」といった懐疑的な声を聞いたことはありませんか? そこで、主なESG投信の購入時手数料と運用管理費用(信託報酬)を調べてみました=分布グラフ。全般的には高めですが、売買手数料が0円で、運用管理費用が比較的低めの投信もいくつかありました。

みなさんも、資産形成を行いながら、持続可能な社会をめざす動きに参加してみませんか。

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担当=DZHフィナンシャルリサーチ・石原敬子
Refinitiv(リフィニティブ)はロンドン証券取引所グループ(LSEG)傘下の金融情報提供会社です

 【図】
国内のESG投信の3分の1は日本株投信
ESG投信の手数料は割高か?