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知りたい投信 なるほどリッパー : 2020年8月14日

7月までの資金動向 新たなESG投信へ資金流入

7月の資金純流出入額ランキングについて解説。リッパーの推計によれば、7月の投資信託市場は、大幅な純流入であった。投資家の注目を集めるESG投信に資金が集まった。一方、利益確定目的による流出も目立った。

7月までの資金動向 新たなESG投信へ資金流入 

7月の投資信託市場には資金が集まりました。リッパーの推計では、国内で販売されている上場投資信託(ETF)以外の株式オープン投信は、7月に5073億円の純流入。1カ月に5000億円を超える純流入は、2018年10月以来です。1~7月の累計では、ETF以外の株式オープン投信合計で1.5兆円の純流入で、ETFを含めると7.1兆円の純流入でした。
 7月は、久しぶりに投信の新規設定が多く、33本の新しい投信が誕生。一方、償還本数は依然として高水準で、最近では、新規設定の本数より償還本数の方が多いため、投信本数全体が減少しています=グラフ。なお、このグラフは、季節性を考慮して、毎年1~7月の累計で比較しています。
 7月に新規設定した「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」は、募集期間内に3830億円を集めた後、7月末に4098億円まで流入額を伸ばし、既存の投信を大きく上回る流入超過額となりました。また1~7月の累計でも、2位以下に大差をつけて純流入トップでした=表。ESGとは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字。環境や社会問題、企業統治に配慮する企業は、経営の面で優れているという評価を投資家から受け、株式市場でも注目が高まっています。
 純流出入ともに、1~7月累計の上位は6月までとほぼ同じで、順位が入れ替わりました。「ひふみプラス」は7月の純流出額が247億円と急増し、7月までの累計で純流出額のトップになりました。「日本を根っこから元気にする」というコンセプトで、東証株価指数(TOPIX)を上回る運用が続きますが、利益を確定したい投資家の解約によると私はみています。

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