1. ホーム
  2. 知りたい投信 なるほどリッパー
  3. 11月20日掲載 : 10月までの資金動向 日本株投信からの資金流出続く

知りたい投信 なるほどリッパー : 2020年11月20日

10月までの資金動向 日本株投信からの資金流出続く  

10月末までの資金動向を解説。9月に比べると規模は縮小となったものの、10月も純流入であったが、日本株と円建てで運用する投資信託の純流出が目立っている。これは、日本資産への投資に懐疑的なことを示唆している。

10月までの資金動向 日本株投信からの資金流出続く

 2020年10月の国内投資信託市場の資金動向は、引き続き純流入でした。上場投資信託(ETF)以外の公募株式オープン投信は、4カ月連続の純流入で、流入超過額はリッパーの推計で1106億円。ETFを含めると流入超過額は3812億円で、こちらは今年1月から10カ月連続の純流入。9月に比べて流入の規模は小さくなりましたが、人気は続いているようです。

 1~10月の累計では、ETFを除いて2.2兆円の純流入。ETFを含めると、8.7兆円の純流入となり、集計可能な2003年以降の18年間で5番目に多い水準です。個別銘柄の純流出入額を1~10月で累計すると、これまでの傾向とほとんど変化はなく、純流入1位と2位の投信は、7月に設定以来、不動の順位=表。10月単月でもそれぞれ1位と2位でした。

 主要投資対象別で、今年1~10月の純流出入額の累計を見ると、投資家はリスクに対して楽観的なようです=グラフ。株式で運用する投信に資金が集まり、債券で運用する投信からは逃避。リート投信は相場が良くても悪くてもあまり影響せず、ジワリと資金を集めています。

 悲しいのは、日本株と円建て資産で運用する投信から資金の流出が目立っていること。広く「日本株」で運用する投信は10月までの純流出額が最も多く、グラフにはありませんが日本の中小型株で運用する投信は20カ月連続の流出超過です。日本への投資は半信半疑なのでしょうか。運用が好調でも資金流出が止まりません。