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2019年4月9日

金融業界では世界的に機械学習の利用がニューノーマルに-リフィニティブ調査

  • 約450人の専門家を対象にした調査によると、世界の金融企業の90%がMLを利用
  • 経営陣全員がMLは事業戦略の中核的部分と回答
  • データの質の低さがML/AI採用における最大の障害との指摘も

世界有数の金融市場データのプロバイダーであるリフィニティブが実施した調査によると、金融業界では世界的に機械学習(ML)の利用が広がっており、将来的にその成功が極めて重要になるとの認識が見受けられました。調査対象となった経営幹部とデータ・サイエンティストの90%がすでにMLを利用しており、経営幹部全員がMLは事業戦略の中核的な部分になっていると答えました。

ただ、データの質の低さがMLや人工知能(AI)といったテクノロジーの十分な利用の妨げになっているとしており、そのうち43%がデータの質の低さがML/AI採用において最大の障害だと指摘、38%は利用可能なデータ不足を障害理由として挙げています。ここ最近のテクノロジー分野での「人材獲得競争」にもかかわらず、回答者の3分の1がデータの質を問題に挙げるなど、人材獲得よりも重要視しています。

リフィニティブは初めて実施したAI/ML調査で、北米、欧州、アジア(日本除く)の約450人の金融プロフェッショナルに対して聞き取りを行いました。この結果により、テクノロジー企業がAIの主な利用者で、金融サービス企業による利用の割合がわずか28%だった2017年に行われた調査以降の金融業界を取り巻く状況の進展を浮き彫りにしました。[1]

今回の主な調査結果は以下の通りです。

  • 金融企業の90%がすでにMLを利用。そのうち46%で多くの分野で事業の中核的な部分になっており、44%では部分的に利用。10%の企業は未利用で検討中。
  • 75%の企業がMLに大規模に投資。
  • 経営幹部の62%が将来的にデータ・サイエンティスト採用拡大を計画。銀行および資産運用会社はデータとテクノロジーで競合他社より優位に立つことを目指している。
  • MLの主な利用分野は、リスク管理(回答者の82%)、パフォーマンス分析と報告(74%)、アルファ(超過収益)創出(63%)。
  • AI/ML 採用の主な動機は、より質の高い情報の抽出(60%)、生産性とスピードの向上(48%)、コスト削減(46%)。

リフィニティブでアプライド・イノベーション事業のグローバル責任者を務めるティム・ベイカーは次のように述べています。「MLとAIはよく新しい技術と称されますが、実際にはこれらの技術は金融サービス業界全体ですでに広く利用されています。複雑さを増す規制環境、新たなアルファの創出源を見つけ出す必要性、金融犯罪対策への取り組みの成果など課題は何であれ、金融業界のデータとテクノロジーに対する関心はますます高まっており、ビッグデータから洞察を得ることを託された錬金術師として、データ・サイエンティストの重要性は高まっています。」

さらに、「強力なクラウドベースのAIとMLツールの利用拡大による参入障壁の劇的な低下や業界全体の競争力学の変化によって、将来的にイノベーションは加速するでしょう。しかし、基礎となるデータがMLの使用に耐えられないものであれば、金融機関はテクノロジーを有効活用できないでしょう。」 と付け加えました。

注)本稿は、2019年4月8日発表された英文プレスリリースの抄訳です。内容に相違がある場合には原文が優先します。 なお、原文は、リフィニティブのグローバルサイトよりご覧いただけます。

以上

リフィニティブAI/ML調査について

本調査は2018年12月に実施されました。回答者にはチーフ・データ・オフィサーやチーフ・インフォメーション・オフィサーなどの経営幹部のほか、データ・アナリスト、データ・エンジニア、AI責任者、データ・サイエンス責任者、ML責任者、自然言語処理(NPL)責任者などのデータ・サイエンティストらが含まれます。地域別では、日本を除くアジア太平洋(APAC)が170人、欧州が161人、北米が116人で、バイサイドとセルサイドの双方から回答が得られました。調査結果(英文)の詳細についてはこちらをご参照ください。

リフィニティブについて

Refinitiv(リフィニティブ)は世界有数の金融市場データのプロバイダーで、190カ国以上で4万社を超える企業・機関にサービスを提供しています。先導的なデータと洞察、トレーディング・プラットフォーム、市場データ・インフラストラクチャー、オープン・テクノロジー・プラットフォームを通じて、世界の金融市場コミュニティを相互に接続し、発展を支えます。それによりトレーディング、投資、ウェルスマネジメント、規制およびマーケットデータ管理、企業が抱えるリスク、金融犯罪追跡などの分野において進化をもたらす先駆者としての役割を果たしていく所存です。詳しくはウェブサイトをご参照下さい。https://www.refinitiv.com/ja

本件に関する連絡先

藤森 英明
広報担当
電話番号: (03) 6441-1504
h.fujimori@refinitiv.com