2021年7月1日

リフィニティブ、阪和興業の外国為替取引業務の一元管理を支援

Electronic Tradingで業務フローの自由化と効率化を実現

世界有数の金融データ・プロバイダーであるリフィニティブの日本法人リフィニティブ・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:富田秀夫、以下:リフィニティブ)は本日、阪和興業株式会社(大阪市中央区、代表取締役社長:古川 弘成、以下:阪和興業)に外国為替および短期金融市場での包括的な取引を執行するためのプラットフォームである「Electronic Trading (エレクトロニック・トレーディング)」を提供すると発表しました。これにより、阪和興業の外国為替に関わる業務フローの自動化を通じた一元管理の実現を後押しします。

 絶え間なく進化し続ける外国為替市場において、外国為替取引をいかに迅速かつ効率的に執行できるかにより、こうした業務に関連したワークフローを改善するだけでなく、リスク管理も一元的に行うことが可能となります。Electronic Tradingは、ユーザーが必要とする、顧客の高まる要求への対応、ならびに自動化を通じた社内の効率性の改善を支える電子プライシング、配信、ヘッジングを管理できる柔軟なトレーディング・プラットフォームとツールです。

Electronic Tradingは、その有効性と実績が認められ、すでに 80 カ国で 200 以上の金融機関で採用されています。同ソリューションは、外国為替市場における価格の形成、設定、自動化機能を備え、リスク管理も効率化できる強力な電子取引プラットフォームです。任意の外国為替取引所に単一ソースからアクセスできる FX Trading を介して利用できます。

現在では、金融機関のみならず、外国為替を必要とする事業法人がElectronic Tradingを採用することで、これに関わる業務フローを自動化できるほか、外国為替を財務部などに集中することで、同じ企業内の外国為替の「売り」と「買い」の効果的なポジション管理ができるようになり、さらに、より良いレートで金融機関とのカバー取引を執行することが可能となります。また、自動化により、後続の業務を行うシステムとの自動連係も進めることができます。それにもまして、クラウドで提供されるため、社内のIT環境に対する追加投資を抑え、フローの電子化で、情報共有が容易となるほか、過去の取引履歴の保存・管理もしやすくなるため、取引戦略の見直しによる一層の効率化を追求することもできます。

阪和興業では、従来営業部の為替予約依頼に対し、財務部にて「売り」、「買い」の予約を適宜集計し、ネット金額を金融機関にカバーしており、営業部と財務部、及び財務部と銀行の間の為替取引を電話にて行ってきました。今回リフィニティブのElectronic Tradingシステムを導入することで、それらのやり取りをシステム化、更に為替ポジションの集計の自動化、一定ルール設定に基づき銀行カバー取引の自動化、を図ることができ、ミスや漏れといったリスクの削減と、業務の効率化、プライスの透明性の確保を図ることが出来るようになりました。今後、こうした取り組みをさらに進めて、財務部業務の高度化を図っていく方針です。

リフィニティブ・ジャパンの宗川雄視・市場開発担当部長はこう語りました。「Electronic Tradingは当初、金融機関の外国為替対顧客取引の自動化・効率化を支援していました。IT技術の進歩に伴い、外国為替取引の電子化により容易に流動性にアクセスすることが可能になった昨今の状況を踏まえ、事業法人のお客様にもElectronic Tradingをご案内し、外国為替市場のさらなる発展をお手伝いしていく意向です。」

阪和興業について

1947年の創立以来、私たちは歩みを止めず、変化する時代に合わせて最適なビジネスを展開し、「攻めの経営」を旗印に積極的な事業展開を行い、企業としての価値向上をめざしてきました。鉄鋼事業を中心に、非鉄・金属原料、食品、石油・化成品、木材、機械を含むその他事業が着実に成長し現在の阪和興業グループを支えています。変化の激しいビジネス環境でも持続的に成長し、お客様のニーズに応える企業として今後とも積極的に展開を図っていきます。詳しくはウェブサイトをご参照ください。

リフィニティブについて

Refinitiv(リフィニティブ)はロンドン証券取引所グループ(LSEG)のグループ企業として、金融市場のデータとインフラストラクチャを提供する世界有数のプロバイダーです。Refinitivは、190カ国で4万余りの企業・機関、40万を超える利用者を擁し、世界全体で金融にかかわる市場参加者を支えています。お客様が自信を持って重要な投資や取引、リスク判断を実行できるように、情報とインサイト、テクノロジーを提供しています。独自のオープン・プラットフォームとクラス最高のデータおよび専門知識を組み合わせることで、選択と機会に結び付け、お客様とパートナーの皆様のパフォーマンス、革新、成長を促進してまいります。詳しくはウェブサイトをご参照ください。https://www.refinitiv.com/ja

本件に関する連絡先

藤森 英明
広報担当
JapanPR@refinitiv.com