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2020年7月3日 : DEAL INSIGHTS

How will COVID-19 change deal making?

新型コロナウイルスはディールメイキングをどう変えるのか?

人間、つながり、協力、感情、自信といったディールメイキングにおける重要なソフト要素は、新型コロナウイルスや都市封鎖により大きな変化をもたらされました。変化の激しい環境下において、どのように競争力を保つことができるでしょうか?

  1. 新型コロナウイルスによって、投資銀行や金融機関は新たな働き方の導入を余儀なくされました。すでにデジタル化に向けて取り組みを始めていた企業は、明らかに優位な立場にあります。
  2. この新しい環境におけるテクノロジーの活用は、単に円滑な情報共有よりもずっと複雑に入り組んでいます。物理的な人間の交流とディールメイキングの新境地開拓は、デジタルの力によって置き換えられなければなりません。
  3. 新型コロナウイルスによって、買い手と売り手の評価にずれが生じ、新たなリスクに対する認識が生まれたものの、いずれは新しい取引条件と資金調達方法へと移行することでしょう。

新型コロナウイルスの世界的感染拡大と各国の都市封鎖による経済停滞は、金融市場の見通しを一段と難しくしています。市場が不安定な時期に可能な限り明確な状況を把握するため、投資銀行では適切なデータへのアクセスがこれまで以上に重要となっています。インサイトをいち早く得るためのこの競争は、データとそれを利用する人々に新たな需要をもたらします。

新型コロナウイルスにより、銀行やその他の金融機関における働き方はその根本から変化していますが、中でも特に大きいのはテクノロジー分野とリモートワークへの移行です。
チーム内の連携やパートナーとのコラボレーション、顧客やビジネス・ケースの紹介をリモートでどこまで行えるかが重要な要素となっています。

Refinitiv Workspace for Investment Bankers のメリット
言い換えれば、すべてはデジタル化にかかっているということです。

デジタル化に向けて大きな一歩を踏み出していた投資銀行の優位性は今や明らかです。出遅れてしまった投資銀行は、迅速に遅れを取り戻す必要があるでしょう。革新的企業ではバーチャル IPO ロードショー、ドローンやカメラを使った遠隔でのデュー・デリジェンスや企業視察、自宅キッチンでの経営プレゼンテーションなどが行われています。
Refinitiv Workspace はすべてのデバイス間で同期が可能なため、いつでもどこでも必要なデータにアクセスすることができます。ウォッチリストを同期し、情報フローを整理。そして常にマーケットやクライアントに影響を与えているものは何かを把握できます。詳しくはこちらをご覧ください。
 

ディールメイキングにデータが欠かせない理由
重要なのは、データ、それも正しいデータに簡単にアクセスできることです。
市場の先行きが不透明な状況において、情報に対する需要は指数関数的に増加します。高品質のデータにアクセスできるディール・メーカーは明らかに優位な立場にあります。Refinitiv Workspace for Investment Bankers は、投資銀行のコミュニティに常時情報を提供するために設計された、パワフルでスマートな顧客中心のソリューションです。
現在の環境では、テクノロジーは単なる情報共有やデータ分析のみならず、本当の意味での人的要素を考慮しなければなりません。結局のところ、案件に関わる多くの人が、すべての局面において、オフィスにいることはほとんどなく、スクリーンを使用せずに対面で話し合うことはできないのです。

注目: 新型コロナウイルスの M&A への影響 - The Corona Correction

一方、このコロナ禍に大きな案件を扱うという貴重ともいえる体験をしている人であれば、「Zoom 疲れ」がフェイク・ニュースではないこともうなずけるはずです。特に詳細でテクニカルな議論を交わす中で、モニター越しの相手の顔 (数字ではなく) に焦点を合わせることは、精神的なプレッシャーとなっていることが分かっています。
自宅に 2 台のモニターを設置することが今では当たり前となっています。発言者や資料を映すためのモニターと、他の参加者を映すモニターです。一般に、ディールメイキングにおける重圧と高い利害関係を考えた場合、一般的なコラボレーション・ツールでは不十分であると言わざるを得ません。

買い手市場
たとえ案件の「配管工事」とも言える基礎を理解していたとしても、その「パイプライン」の中を通ってくるものは今では全く違うものになっています。
今が買い手市場であることは明らかである一方で、 少なくとも本稿の執筆時点では、多くの市場では一時的な急変程度のことしか株価に織り込まれていないように見えます。このことが M&A の激しい攻防にどのような影響を与えるのかは注目すべき点です。
今については言えば、企業規模が大きいことは買い手にとって魅力とは映っていません。業績不振については言うまでもありません。しかし、資金繰りに苦しむ、新型コロナウイルスの影響がなければ健全に経営できていたはずの企業の前には、潤沢な資金を持つプライベート・キャピタルが買収を狙って長い列をなしているかもしれません。
少なくともそれがこの世界のセオリーです。

しかし、短期的な不況から数十年に一度の大不況をカバーする信憑性のあるマクロシナリオに基づき、買い手と売り手の企業評価を一致させるには、特に個人的な接待や視察が考えられない現下の状況では、巧みな影響力の行使と優れた資金調達のスキルが求められます。
本業やバランスシートのてこ入れに注力するために、ディールメイキングから撤退する企業も現れていますが、いずれ買い手は戻ってくるはずです。その先鞭をつけるのは、1.5 兆ドル以上の手持ち資金を持つプライベート・エクイティとなるでしょう。
2020 年当初、株式および債券市場におけるグローバルな企業の資金調達に関してディール・メーカーは強気の見通しを持っていました。そこに新型コロナウイルスが到来し、市場を席巻したのです。Deals Intelligence チームによるウェビナー・オンデマンドをぜひご視聴ください。

ディールメイキングの今後
近い将来、資本市場の状況は大きく変わってくるかもしれません。まずは資金調達から考える必要があります。案件条件には革命が起きるでしょう。コベナンツが厳しくなる一方で、保証やアーン・アウトは手指消毒剤のように一般的となるでしょう。
このような世界において勝者となるには何が必要なのでしょうか?
生まれ持った順応性と、意味のある実用的なインサイトにアクセスできること。そして、システムやツールを使いこなし、アナログプロセスの単なる焼き直しではなく、それを大きく上回るメリットを実現できる能力が必要になると思われます。

Refinitiv Workspace のご紹介
投資銀行の未来を見据えて設計された Refinitiv Workspace は、急速に変化する競争の激しい市場において、投資家のために構築されたパワフルでスマートな顧客中心のソリューションです。
自社ワークフローと統合し、その優れたインサイト、スピード、直感的なナビゲーションを通じて、必要なコンテンツや機能を利用できます。
Refinitiv Workspace を使えば、必要なコンテンツをすぐに見つけることができます。

注)本稿は、2020年7月3日投稿された英文ブログの翻訳です。内容に相違がある場合にはリフィニティブのグローバルサイトに掲載されている原文が優先します。

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