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- リスクおよびコンプライアンスに関するグローバル・レポート 2021
リフィニティブがこの度実施した調査では、新型コロナウイルス感染拡大による顧客およびサードパーティ・リスクの高まりが浮き彫りになった一方で、リスク管理を再構築する力を持つテクノロジーの可能性も明らかになりました。
リフィニティブは毎年独自の調査を通じて、顧客およびサードパーティ・リスクをさまざまな角度から探っています。企業や社会、環境に与える影響を念頭に置きながら、金融犯罪の真のコストを明らかにしてきました。最近では、データやテクノロジーのイノベーションがいかにして犯罪行為の特定と阻止に役立つかを調査しました。昨年はサプライヤーや販売業者、パートナーとの関係に潜むリスクに注目しましたが、今年は新型コロナの影響がテーマとなっています。
今回の調査結果は、企業が直面している困難な状況を映し出すもので、回答企業の 65% が新型コロナの影響により、顧客の本人確認 (KYC) やデューデリジェンスのチェックを省略せざるを得なかったとしています。コロナ禍の影響は非常に大きかったといえ、コンプライアンス・ギャップはそれ以前から存在する問題でした。当社のリスク関連調査では、対サードパーティのデューデリジェンス実施割合が、前回 (2019 年) の 49% から今回 (2021 年) は 44% にまで低下しています。一方、今回の調査では、ESG (環境・社会・ガバナンス) や環境犯罪に対する認識の高まりがみられ、これはコロナ禍が一つの転換点となったとも考えられます。
コロナ禍が原因で企業はより大きなリスクにさらされるようになりましたが、その大元となるリスクに対処する機会ともなりました。本レポートではそうした動向について詳しく明らかにしていきます。
本レポートでは以下の内容をご覧いただけます:
- コロナ禍によってリスク管理どのように変わったのか。
- テクノロジーの導入によりコンプライアンス・ギャップに対する意識向上や検出がどのように促進されるのか。
- 金融犯罪 (#FightFinancialCrime) と環境犯罪 ( #FightGreenCrime) の対策において、なぜデータやテクノロジー、コラボレーションが重要視されているのか。
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2920調査回答者数 (全世界)
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30調査対象国
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243億ドル平均年間売上高
リフィニティブがこの度実施した調査では、新型コロナウイルス感染拡大による顧客およびサードパーティ・リスクの高まりが浮き彫りとなりました。一方で、リスク管理を再構築する力を持つテクノロジーの可能性も明らかになりました。
主要コンテンツ
の企業が、新型コロナの影響により KYC やデューデリジェンス調査の省略を余儀なくされていると回答しました。
のサードパーティはデューデリジェンス・チェックを受けていません。
の企業が革新的なデジタル技術が金融犯罪の特定に役立っていると回答しました。