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2023年1月11日

視界不明瞭な経済の先行きを分析するために”使える“データとは?

~YouTubeで動画シリーズ配信中〜

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リフィニティブ編集チーム

2022年は、マクロ経済にとって不確実性が高まり続けた年となりました。
各国政府によって異なる新型コロナウイルス感染症への対応や終わりの見えないロシア・ウクライナ紛争、深刻化する米中対立といった事柄がその大きな要因になっていることは言うまでもありませんが、これらがどのように経済に影響を与えるのかについて予測するのは容易ではありません。大きな事象とそれに影響される多様な小さな事象、あるいは影響を受ける地域、国、個人に至るまで関連する要素が多岐に渡ることが不確実性を増大させているのです。こうした状況下ではリスクの可視化、そのリスクに見合ったリターンを追求するプランが求められます。

そのためには、信頼でき、過去に遡及できる幅広い種類のデータを用意し、さまざまな事象の相関を見つけるなどの分析が必要となります。本稿はそうしたデータの効用とトレンドについてお伝えします。

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データで見るマクロ経済 2022 - 2023


I. 確かなデータへのニーズが高まっている

世界経済はこれまで、様々な危機に見舞われながら金融システムを強化してきましたが、2022年はまだ克服されていない脆弱性が改めて認識された年となりました。
突如起こったロシアによるウクライナ侵攻は、小麦に代表される食料価格や石油・天然ガスといったエネルギー価格の世界的な上昇を引き起こし、インフレを警戒する欧米では景気後退を前提とした利上げが実施されたほか、中国のゼロコロナ継続からの景気後退やFTXの破綻といった特定のエリアにおける事象が今後世界経済にどのように波及していくのか、市場は固唾をのんで見守っている状況といえます。

また、今日起こっている多様な事柄は短期的に収束するものではなく、今後、中長期的に世界経済に影響を与え続けると思われます。またそれぞれの事象は、さまざまなレベルで相互に影響し合っています。
こうした中で現実的に将来を見通すには、新たな視点で意味のあるデータを分析することが重要です。過去を含めた多様なデータを用いて相関を読み取ることによって、企業であれば今後のマクロ経済が自社ビジネスに及ぼす影響を見通すことが可能となります。

実際に、このところデータに対するニーズは拡大しているといえそうです。これまでは金融機関による利用採中心であったリフィニティブのデータ・ソリューション「Refinitiv Eikon」や「Refinitiv Workspace」などの一般企業における採用が拡大しているのです。

 

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大槻奈那氏(ピクテ・ジャパン株式会社 シニア・フェロー)×富田秀夫(リフィニティブ・ジャパン株式会社 代表取締役社長)による対談

 

II. 非伝統的データの使用が拡大している

Web上の情報量が加速度的に増大し、こうした情報を扱うテクノロジーが進化したことにより、伝統的な経済チャートとニュースやSNS上での会話などのオルタナティブデータを掛け合わせて、特異なチャートの動きがどのようなイベントに起因しているかの相関を見出すことは難しくなくなっています。そのため、非伝統的データあるいはオルタナティブデータを補完的に経済分析に使うシーンが増えています。

しかし、オルタナティブデータをどこで、どのように使うかについてはまだ充分な知見が蓄積されていません。また、テキストデータや画像データなど、分析に使うための加工に手間がかかるといった課題もあります。現在はさまざまな試行段階が必要な段階といえ、こういう状況では特にデータベンダーが提供するデータを入手するのも試行錯誤を高速に回転させるための手段だといえます。

 

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III. 相関関係を読み解くことで不確実性を低減できる

比較可能な形で長年蓄積されたデータは過去と現在の事象の相関関係を見出すのに役立ちます。

例えば「逆イールドが発生した後には景気後退が来る」というのは、過去のデータで検証できますが、過去それが起こった時と、現在の市場環境の比較から、より詳細な変化を予測し、リスクを低減することは可能です。

同様に、FTXの破綻が、実体経済の1-2%しかない暗号資産の縮小という現象を超えて、実体経済にどのように波及するかは、米国で起きた住宅ローン問題という国内問題が世界経済に波及してしまった、いわゆるリーマンショックとの類似が指摘されており、その際に起きたさまざまな関連事象と現在の事象との比較を行うことによって予測できます。

 

 

IV. データ活用の参考として経済アナリストの見立てや、リフィニティブ社員による分析例をシリーズでご紹介

ここまで述べてきたように、不透明な経済環境の中で適切なリスクを取りながら投資を行うには、信頼できるデータと専門性やノウハウ、技術力が欠かせません。そのことを踏まえ、リフィニティブでは「2022年マクロ経済に影響を与えた重要イベントを"データ"で振り返る」をテーマにした動画の配信を開始しました。

リフィニティブが提供するデータとそれを縦横無尽に活用するためのソリューションで生成したチャートをもとに、以下のようなトピックに対する活用方法を解説する動画で「マクロ経済の予測にはどのようなデータが使われているのか?」について実践的にお伝えするほか、識者を迎えたスペシャルな対談も配信してまいります。

 

「2022年マクロ経済に影響を与えた重要イベントを"データ"で振り返る」テーマ例

  1. サステナブル投資の残高は順調に伸びているように見えるが、実際のプロジェクトの進捗状況はどうなっているのか? 
  2. 混乱した世界のエネルギー市場とマクロ経済(世界および日本)の相関についてデータで振り返る
  3. 企業決算とアナリスト予測の相関から2022年を振り返る

 

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